(これは、あとがきとして書いたものです)

ながらの会社は、毎日、朝礼があって、司会をする当番を持ち回りで担当する
ルールになっている。
その日の朝礼では、技術部門の課長が担当だった。

課長:おはようございます。最近、マイクロソフト製品の「キジャクセイ」が
問題になっていますが、(ry

初めて聞く単語に、一瞬、耳を疑った。

課長:「キジャクセイ」の問題の対策としては、(ry

どうやら、気のせいではないらしい。

その後も、スピーチは数分にわたり続いたが、誰もが沈黙を守った。

なんと、課長は、脆弱性を「きじゃくせい」と読むものだと思い、「きじゃく
せい」とスピーチの中で連呼したのだった。
その日以来、課長とは距離を置いて接するようになった。

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